New York Weekly Paper
November 2005週間NY生活 11・26・05
ボーイ・ジョージもファン バーニーズに納品
帽子デザイナー 長谷川ゆかさん
二ユーヨーク在住のアーティストで帽子デザイナーの長谷川ゆかさん。彼女が自身のデザインした服や帽子を身につけ街を歩くと、人々に誉められない日はないという。歌手のボーイ・ジョージもそのひとりで、彼の写真展でゆかの帽子を“とてもエキセントリックでセンセーショナル”と絶賛した。その後彼自身のNYファションショーにゆかさんの帽子」を起用する。バーニーズのバイヤーも街角でゆかさん本人のかぶっていた帽子を賞賛し、間尾所の帽子はアメリカ全国のバーニーズで扱われている。ボーイ・ジョージ以外にもブリトニー・スピアーズ、スカーレット・ジョハンソン、アナ・スイなどが顧客に名を連ね、その独自性にあふれた帽子はソーホーやマディソン街の高級セレクトショップにオートクチュールとして並んでいる。世界中のアーティストが目指すニューヨークで成功を収め、ハイファッションクチュールの世界でも”Wearable (着る)Art"として評価されている。出身地は京都。「京都の着倒れ」を地で行く祖母と裁縫の得意な母のもと、服飾品に対し意識の高い環境の中で育つ。同志社大学英文学部を卒業後1988年にニューヨークに渡り、スクールオブビジュアルアーツを卒業。その後ローターリー財団の奨学金でオーストラリヤに渡りザルツブルグのアカデミーにおいて最優秀学生に選ばれ、奨学金を得て版画を学ぶ。ニューヨークに戻った後は2002年にファッション工科大学(FIT)のファッションデザイン科をトップの成績で卒業し、世界名国で多数の個展やファッションショーを開いている。現在は数々のファッション誌を飾ると共にアートにおいても米国女流画家教会におけるグランプリ賞、東京美術館での日本水彩画賞など各賞を受賞している。常に「一点もの」という意識を大切にする長谷川ゆかさんは、今後はネコをテーマにした本とTシャツを発表する予定だ。